はじめてのデザイン思考ワークショップ

デザイン思考ワークショップで役立つツール活用法:ポストイットからオンラインツールまで実践ガイド

Tags: デザイン思考ワークショップ, ワークショップツール, ファシリテーション, オンラインワークショップ, 実践ノウハウ

デザイン思考ワークショップを企画・実行されるフリーランスの研修講師・コンサルタントの皆様にとって、ワークショップで使用するツールは成功を左右する重要な要素の一つです。適切にツールを活用することで、参加者の思考を可視化し、活発な議論を促進し、アイデアを効果的に整理・発展させることが可能になります。

本記事では、デザイン思考ワークショップでよく用いられるオフラインおよびオンラインの主要なツールについて、それぞれの具体的な使い方や効果的な活用方法、そして準備における注意点などを実践的に解説いたします。ツールに関する具体的なノウハウを習得し、より質の高いワークショップ提供にお役立てください。

オフラインワークショップの基本ツールとその使い方

対面形式のワークショップでは、物理的なツールが参加者の五感に働きかけ、創造的な活動を促します。

ポストイット(付箋)

デザイン思考ワークショップにおいて最も基本的なツールと言えるのがポストイットです。アイデア出し(発散)や情報の整理(収束)など、様々なフェーズで活用します。

模造紙・ホワイトボード

ポストイットを貼ったり、図や絵を描いたり、KJ法などの手法を実践したりするために広く使用されます。

マーカー

模造紙やホワイトボード、ポストイットに記述するためのツールです。

その他のツール

オフラインツールの準備のポイント

オンラインワークショップの主要ツールとその使い方

オンラインでの実施では、デジタルツールが中心となります。ツールの選定と参加者へのアナウンスが重要です。

オンラインホワイトボード(Miro, Muralなど)

オンラインデザイン思考ワークショップの核となるツールです。リアルタイムでの共同作業を可能にします。

ビデオ会議ツール(Zoom, Microsoft Teamsなど)

参加者の音声・映像コミュニケーションを担うツールです。

情報共有・ドキュメントツール(Google Docs, Notionなど)

ワークショップで生まれたアイデアや議論の内容を構造化して記録・共有するために使用します。

オンラインツールの準備のポイント

ツール活用のポイントと注意点

まとめ

デザイン思考ワークショップにおけるツールは、参加者の思考を可視化し、協働を促進するための強力な味方です。オフラインではポストイットや模造紙が、オンラインではオンラインホワイトボードやビデオ会議ツールが中心的な役割を果たします。

これらのツールを効果的に活用するためには、それぞれのツールの特性を理解し、ワークショップの目的やフェーズに合わせて適切に選択すること、そして参加者への丁寧な使い方説明と事前の準備が重要です。ツールをあくまで手段として捉え、参加者の創造性や活発な議論を引き出すことに焦点を当てることで、より実りあるワークショップを実現できるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、ご自身のワークショップでツールの活用方法を見直し、参加者にとって価値ある体験を提供してください。